顔の老化予防に欠かせない「これだけ」ケアは、紫外線対策と顔筋トレの2つ。今回は、攻めの「ぐるぐる舌回し」を紹介。道具要らずでいつでもどこでも簡単にできる舌回しだが、筋力が弱いうちは数回でもきつく感じるかも…。続けるほどに筋力アップし、たるみが引き上がり、二重あごも改善します!

顔の老化を食い止める!2大“これだけ”ケアとは【1】
シミ、くすみ…光老化を防ぐには「三角塗りUVケア」を【2】
・「ぐるぐる舌回し」が顔の老化予防に役立つワケ【3】←本日はココ

 「舌を回すだけで、頬、口唇、のど、首、あご、頭についている約70種の筋肉を鍛えることができる」と日本歯科大学新潟生命歯学部の小出馨教授。表面の筋肉だけでなく、頭や顔のインナーマッスルまで鍛えることができるので、たるみや表情ジワができにくくなる。

■舌回しで舌の筋力がアップたるみにくくなる
■舌回しで舌の筋力がアップたるみにくくなる
舌回しを行うグループと行わないグループで最大舌圧を比較。開始前はほとんど差がなかったが、1カ月後、2カ月後では大きな差が生じた。舌圧が高まるということは舌まわりの筋肉が鍛えられた証拠。舌回しを継続したグループは顕著に舌の筋力が高まった。(データ:日本歯科大学新潟生命歯学部歯科補綴学第一講座)

 さらに、「筋力が衰えることで下がっていた舌骨が引き上げられて二重あごが改善するほか、首まわりのリンパの流れが良くなり、むくみやくすみなどの予防にもなる。唾液腺が刺激されることで若返りホルモンのパロチンの分泌が促進され、美肌効果も期待できる」(小出教授)。

 まさにたったこれだけで万能のアンチエイジング効果が得られる舌回し。「1日3回、食後に行うのが効果的」(小出教授)。続けるうちに自分の顔が徐々に変わってくるのを実感できる。

How to 舌回し

How to 舌回し
舌先で歯茎をなぞるように回す

 背すじを伸ばし、眉を上げずに目を大きく開いてしっかり唇を閉じて行う。舌先で歯の表側の歯茎をなぞるようにぐるりと回す。2秒に1周くらいのペースで、右回りと左回りを20回ずつ。だるく感じれば効いている証拠。