お腹ぽっこりへの影響が大きいのは“胸椎”?

 背骨は上から頸椎、胸椎、腰椎に分けられる。「最も動きが悪くなりやすく、最もお腹ぽっこりに影響が大きいのが胸椎。だから、胸椎を中心にアプローチすることが背骨を柔軟にする近道といえる。背骨が柔らかく動けば、腹斜筋と腹横筋の動きがよくなって、日常の動きでもお腹まわりが引き締まってくる」(武田さん)。

背骨は上から頸椎、胸椎、腰椎に分けられる

(1) 頸椎
体重の1割もあると言われる頭を支えながら、頭を前後、左右、回すなど様々な方向へ動かす。

(2)胸椎
胸を中心に胴体を支える。主に背中を丸める、伸ばす、ひねる、回すなどの動きに関わり、上半身の姿勢を左右する。

(3)腰椎
上半身と下半身をつなぐ要で、腰を曲げたり反らせたりする。「腰をひねる」というが、実は回旋角度が小さくてひねる動きが苦手。

(4)骨盤
中央にある仙骨が背骨につながり、背骨の土台としての役割があるため、その動きが全身の姿勢を左右する。

 自分が胸椎からしっかりひねれているか、次のページで背骨の動きをチェックしてみよう。