しっかりひねって鍛え、太りにくい体質に
3つの「ひねりストレッチ」で、背骨まわりの筋肉を目覚めさせ、柔軟性を引き出したら、ひねりながら負荷を高めて背骨を動かす筋肉を鍛えよう。 「筋肉は骨格を支える役割も果たしているので、背骨のまわりに筋力をつけることで、いい姿勢で体を動かせるようになり、背骨の柔軟性も保ちやすくなる」と武田さん。
また、しっかりひねって鍛えることで、太りにくい体質に近づけるという。「たとえば、片足を前に出し、腰を落とすランジでも、ひねりながら行えば血液の循環がよくなって、体温も上がりやすいと考えられる。そのぶん、脂肪燃焼効果も望めるのでは」(武田さん)。
負荷を高めて、筋肉に“動ける範囲”を記憶させる【ひねりトレ】
筋肉の感覚を目覚めさせたら、少しずつ負荷を上げてひねっていこう。こうすることで、背骨を動かす筋肉が鍛えられる。慣れてきたら、回数を20〜30回に増やして行って。
広背筋を鍛えてくびれ効果アップ
四つばいの姿勢から上半身を上下にひねることで、胸椎の柔軟性を保つ筋力を鍛える。上半身の動きにつられて下半身がブレないように注意して。つま先は立てて行ってもOK 。
1.四つばいになって脚を軽く開き、ひざの角度を直角にする。左手を後頭部にあてて、左ひじを肩の高さに上げる。
2.下半身が動かないように固定したまま、左ひじを上に上げて、上半身をひねる。
3.今度は左ひじを体の下に巻き込むように上半身をひねる。肩を床に向けるイメージで。これを10回繰り返したら、反対側も同様に行う。
【NG】背中を丸めては効果半減!

背中と腰が丸まると、背骨を深くひねることができない。真っすぐ伸ばしておくこと