ヨーグルトで減量に成功した富永ペインクリニック院長の富永喜代さんは、患者さんへのダイエット指導にもこの方法を推奨しています。その秘訣を、医師からの視点で解説してもらいました。

医師が実践 ヨーグルト“1食置き換え”ダイエット【1】
・医師が勧めるヨーグルトダイエット、効果アップのコツ【2】←今回はココ

 「やせる前の食事を振り返るとたんぱく質が圧倒的に不足していた。炭水化物のとりすぎで“脂肪たっぷり”の体を、脂肪が燃焼しやすく、やせやすい体につくり変えるには、良質なたんぱく質で筋肉をつけ、代謝を高める必要があった」(富永さん)。

 そこで参考にしたのが、“質のいい”たんぱく質の指標である「アミノ酸スコア」だ。食べ物で補う必要のある必須アミノ酸などには、基準量が設けられている。食品におけるこれらの含有量を、基準量に対する割合でそれぞれ算出し、うち「最低の」アミノ酸の数値がアミノ酸スコアとなる。

 「ある食品で必須アミノ酸が1種類でも100%に満たないと、他の8種類はどれだけ多くてもうまく使われないと考えられる。そのため、9種類の必須アミノ酸が不足なく含まれるアミノ酸スコア100の食品は、良質なたんぱく質といえる」と富永さん。

 アミノ酸スコア100は動物性食品に多く、ヨーグルトもそのひとつ。「単品でも必須アミノ酸を効率よくとれるヨーグルトは、まさに1食置き換えダイエットに最適な食材だ」(富永さん)。

■アミノ酸スコアを水の入った桶に例えると…
■アミノ酸スコアを水の入った桶に例えると…
必須アミノ酸を板に見立てた桶に例え、基準量を満たす高さを水面とする。アミノ酸スコア58の白米はリジンが不足して水がこぼれ、ほかの成分は基準量の58%分しか活用されない。そのため、たんぱく源として考えると、ヨーグルトのように効率はよくない

不足した分は…「アミノ酸スコア100」の食材で補える!
牛乳、ヨーグルト、チーズ、大豆、肉、魚、卵
食事を減らす場合は課題となるが、本来バランスのとれた食事なら、不足した必須アミノ酸は食材の組み合わせで補える。だから難しい計算は考えなくとも、アミノ酸スコア100の食品を意識してとるといい。