やめられない習慣の悪影響を防ぐコツ

 炭水化物が好き、お酒も大好き。そんな富永さんでもやせられたのは、ついやりがちな食べ方や習慣も見直したから。アイデアと工夫で、ダイエットにありがちな失敗を回避しよう。

炭水化物が好き

白米よりチャーハンで血糖値の上昇を抑える

白米よりチャーハンで血糖値の上昇を抑える
米粒が油でコーティングされると消化に時間がかかり、炊いただけの白米に比べ、血糖値の上昇がゆるやかに。卵などの具材でたんぱく質が補えるのも利点。

パスタは「アルデンテ」で消化と糖の吸収スピードを遅らせる

パスタは「アルデンテ」で消化と糖の吸収スピードを遅らせる
ダイエット中もパスタを食べるなら、柔らかめはNG。「中心に髪の毛1本分程度の芯が残るアルデンテの状態で、血糖値の急上昇による脂肪の蓄積を防げる」(富永さん)。

多くのメリットがある食物繊維との食べ合わせ

多くのメリットがある食物繊維との食べ合わせ
海藻やキノコ、ゴボウなどの野菜に多い食物繊維には糖の吸収を抑える作用が期待できる。納豆やおからなどの大豆製品もいい。スムーズな便通を促すためにも、積極的にとろう。

早食い

箸でゆっくり食べて満腹中枢に信号を送る

箸でゆっくり食べて満腹中枢に信号を送る
血糖値が上がって脳に満腹感が生じるのは、食事を始めて15分ほどかかる。大口で簡単に食べられるスプーンやナイフ&フォークより、箸を使ってゆっくり食べよう。脳を満足させ、早食いによる食べすぎを防げる。

お菓子が好き

蓋付きの保存容器で視覚からくる誘惑をシャットアウト

蓋付きの保存容器で視覚からくる誘惑をシャットアウト
お菓子も適量ならいいけれど、口さみしさで「何となく」手を出す危険も多い。保存容器自体も見えない場所に置き、「目が欲しがる」状況をつくらない対策を。

1回分を取り分けて食べたらすぐ皿洗い

1回分を取り分けて食べたらすぐ皿洗い
ポテチ1袋を気づけばひとりで完食……。そんな失敗を避けるには、量を決めて皿に取ったら袋はしまうこと。さらに食後はそのお皿をすぐ、丁寧に洗おう。別のことに集中することが、食欲スイッチの切り替えになる。

お酒が好き

縦長のストレートグラスで飲めば普段よりペースダウンできる

縦長のストレートグラスで飲めば普段よりペースダウンできる
「口が広いカーブグラスより、細いストレートグラスだと飲むペースが遅くなるという研究がある」(富永さん)。目の錯覚を活用しつつ、ほどほどの量を楽しもう。

富永喜代
富永ペインクリニック院長
富永喜代 1967年生まれ。身長160cm、体重58kg。更年期太りダイエット中。医学博士。日本麻酔科学会認定麻酔科指導医。オンライン性交痛外来は日本中から性に悩む女性が受診する。YouTube『女医 富永喜代の人には言えない痛み相談室』は、総再生回数1000万回超。フォロワー数10万人。著書53万部。

構成・取材・文/オカモトノブコ 写真/福知彰子(静物)、村田わかな(人物) 図版/三弓素青