10秒耳まわしで即、ゆるむ!  めまい・首こり・不安を解消

 今回は耳まわしを紹介しよう。「めまいには、目の前がグルグル回る“回転性のめまい”と、地面がグラッと揺れるような“非回転性のめまい”がある。前者は耳鼻科の領域だが、後者は自律神経の影響が大きいと考えられる」と久手堅院長。

 姿勢が悪化すると、首や耳まわりの筋肉が緊張したままになり、頸椎がゆがむ。「すると内耳の位置がずれ、内耳にある“気圧センサー”に影響する。気象病の人は、内耳のセンサーが敏感。過剰な反応が神経を介して脳に伝わると自律神経のバランスが乱れ、めまいを引き起こす」と久手堅院長は考える。

気象病の人は内耳のセンサーが敏感

■内耳の“気圧センサー”が気圧の変化を感知する
■内耳の“気圧センサー”が気圧の変化を感知する
内耳には、気圧の変化を感知するセンサーのような役割を果たす部分がある。この部分が気圧変化を感知し、前庭神経を通して脳に伝わることで、「気圧が変化した」と認識すると考えられている。「その反応が過剰になると、脳の視床下部にある自律神経の中枢に影響。自律神経のバランスが乱れることで、めまいなどの症状が現れやすくなるようだ」(久手堅院長)

 そこで、耳まわしストレッチを行おう。「背骨が体を支える“縦軸”なら、耳は、いわば体を左右に貫く“横軸”。耳にアプローチすることで、頸椎や顎関節の筋肉を左右対称にゆるめ、ゆがみを整える。頭皮の緊張もほぐれ、首や耳まわりの血行も改善する」と久手堅院長。

 めまいを感じたら、すぐに実践してみてほしい。症状が間もなく落ち着くのを感じるはずだ。「普段からこまめに行うことで、めまいがほぼ解消する患者さんも多い」(久手堅院長)。

■気圧の変化で不調が出やすくなるしくみ
気圧の変化

内耳で感知

神経を介して脳に伝わる

自律神経が変化を感知し反応する

めまいなどの症状が現れる
※久手堅医師への取材をもとに作成。