雨や台風、季節の変わり目など気象の変化で起きる不調も、実は自律神経との関係が深いことが判明! 「気象病」に詳しい医師が臨床の現場で効果をあげている、手軽で簡単、安全なセルフケア法を伝授します。今回は頸椎のゆがみを取ることでめまいや頭痛の不調を整えるという首のばしストレッチの方法を紹介します。
・気象病外来の医師直伝!「耳まわし」でめまい改善【1】
・「首のばし」でストレートネックを改善し、頭痛対策【2】←今回はココ
・骨格の土台「背骨」から、自律神経を整える方法とは【3】
10秒首のばしで姿勢を改善! 頭痛・肩こり・腰痛を解消
自律神経は、脳や脊髄から枝分かれして全身に広がる。背骨では、椎骨(ついこつ)と椎骨の間から出入りする。
「二足歩行をする人間の背骨は、体重の10%ともいわれる重い頭の重さを支えるために、本来、自然なカーブを持った構造をしている。だが、長時間のスマホ姿勢などでストレートネックになり頸椎の自然なカーブが失われると、椎骨の間から出入りする自律神経が圧迫される。すると、緊張性の頭痛、肩や首の凝り、さらには心の不調も引き起こす」(せたがや内科・神経内科クリニックの久手堅司院長)
そこで久手堅院長が薦めるのが、頸椎のゆがみを解消する「首のばしストレッチ」。
「基本の首のばしストレッチ」は、頸椎と頭をつなぐ関節のこわばりを、安全かつ効果的に整える方法だ。さらに、「タオルを使った首のばしストレッチで首まわりの筋肉もまんべんなくほぐすことで、ストレートネックは自分でも改善できる」と久手堅院長。
日ごろから習慣にして、自律神経の乱れからくる慢性的な不調を改善しよう!