元気な1日を始めるため、朝からしっかりたんぱく質をとりたいですね。忙しい人に薦めたいのが、レンチン鶏胸肉とサバなど魚の水煮缶を使った簡単レシピ。どちらも、筋肉合成に必要なアミノ酸を少しの量で十分とれ、疲労回復成分もとれる優れた食材です。今回は朝の鶏肉の効用をお伝えします。
・時間栄養学で判明、朝こそたんぱく質 鶏肉や魚水煮缶を 【1】←今回はココ
・レンチン5分!疲れない体になる朝の鶏胸肉レシピ【2】
・細胞を若く保ついい油 朝は吸収がいい 魚水煮缶が便利【3】
・煮汁ごと使って、魚の栄養丸ごと 10分!水煮缶レシピ【4】
簡単に調理でき、お手頃価格で続けやすい良質なたんぱく源として、イチオシの食材が鶏胸肉と魚の水煮缶だ。鶏胸肉は手のひらサイズの量で、魚の水煮缶も1/2〜1缶でたんぱく質量20g(※成人女性が1日にとりたいたんぱく質量を60gとしたときの1食分)がとれるからだ。
たんぱく質をとるなら、3食で満遍なくとるのが理想だが、朝はトーストだけという人も多いだろう。だが、「時間栄養学的には朝にたんぱく質をとることが大事」と早稲田大学先進理工学研究科教授の柴田重信さん。
「就寝中には筋肉の分解が進む。朝食でたんぱく質をとって活動し、筋肉合成を促す必要がある。朝食でたんぱく質をとると、アクティブに行動できるという報告もある」と話す。