美容家の神崎恵さんが実践していると火が付き、今や女優やモデルからも大注目の美ボディメソッド『ほぐピラ』。“ほぐし”と“ピラティス”を融合したメソッドは、運動不足やスマホ姿勢などが原因の“凝り太り”にこそ効果的。今回は座ったままできる楽やせメソッドを教わりました!
座って「ほぐピラ」
・女優やモデルもハマる「ほぐピラ」、くびれの要はわき?←今回はココ
・ 座ったまま「ほぐピラ」 手首から凝りほぐし、やせやすく
・ 猫背もむくみも解消!背中から太ももの「ほぐピラ」
長時間のパソコン作業や寝る直前までスマートフォンを見つめる日々…。そんな現代人にとって、もはや猫背に肩こり、腰痛といった不調は当たり前!
「これらの不調は、姿勢の悪さや運動不足で、深層部の筋肉や筋膜の動きが悪くなっているのが一因。これが、やせにくくなる理由でもある」と、パーソナルトレーナーの星野由香さん。
「筋肉を覆う筋膜の動きが悪くなると、関節の動きも小さくなり、腰やひざが曲がるなど、体はどんどん縮んで固まる。すると、血流などのめぐりも悪くなる。まずはこわばった筋肉をほぐすことが重要」(星野さん)。そこで、星野さんが考案した「ほぐピラ」では、まず深層の筋肉をほぐしてから、ピラティスベースのメソッドで正しい動きを「再教育」する。
「筋肉を深層部からほぐすと、歩く、座る、腕を上げるといった一つひとつの動作で、働くべき筋肉がちゃんと働きはじめる。動作そのものも大きくなり、日々の消費エネルギー量も勝手に上がる」(星野さん)。
つまり、体本来の機能や関節の動きが戻れば、やせやすい体になっていく、というわけだ。
さらに、「背骨まわりがほぐれると、自律神経のバランスが整い、血流もアップ。老廃物も排出されやすくなり、むくみの解消につながる。よく眠れるようになる人も多い」(星野さん)。
また、がんばり屋さんにこそ、実践してほしいという。「仕事も育児も家事も全部こなそうとする人ほど、常に力んでいて体はガチガチ。とはいえ、今はへとへとに疲れていても、本来はパワーがあって、体の芯もしっかりしている。きちんとほぐして整えさえすれば、健全な状態に戻れる」(星野さん)。
そこで、まずは今の体の状態を、チェックしよう。わきの下のくぼみがない人は、腹筋が弱くくびれができにくいという。