女性ホルモンの分泌が急激に減る更年期は、自律神経が乱れやすく、さまざまな症状が現れやすくなります。体のゆがみを取り、血流を高めながら深い呼吸で気持ちを前向きにするヨガで、不調を改善しましょう。クリニックに併設したスタジオで、ヨガ指導を行っている医師とインストラクターに教わりました。
・更年期の不調を改善するヨガ 上半身はぐるぐる回そう【1】←今回はココ
・更年期の不調を改善するヨガ 下半身はパタパタ動かそう【2】
倦怠感やほてりは自律神経の切り替え力とパワーが落ちているサイン
更年期に、ほてりや冷え、凝りなど、血流に関わる症状が出やすくなるのは、ホルモン分泌と自律神経の中枢が、どちらも脳の視床下部にあるから。卵巣機能が低下して女性ホルモンの分泌量が減ると視床下部の働きは乱れ、自律神経の働きにも影響が及ぶ。骨格のゆがみによる血流の悪さ、浅い呼吸なども症状の原因になる。
更年期ヨガで上半身をぐるぐる、下半身をパタパタさせることで……
交感神経・副交感神経の
・切り替え力 UP!
・活性度 UP!
↓
そのため、ほてりやのぼせ、だるさ、落ち込み、ホットフラッシュなどの
更年期の症状がやわらぐ
まずは上半身をぐるぐる回すことから始めよう。首や肩を回しながら呼吸筋を刺激して深い呼吸ができる体に。イライラや頭痛が改善するという。