老化の元凶ともいわれる「酸化」と「糖化」の悪循環について、前回ご紹介しました。では、この2つを断ち切るには?最も簡単な対策が、日々のドリンク。なにをどう飲めばよいのかご紹介します!
・老化を進める元凶「糖化と酸化」には、ストレスも影響?【1】
・日々の飲み物で、老化の元凶「糖化と酸化」を防ぐには【2】←今回はココ
糖化&酸化を抑制! テレワークしながらアンチエイジング
糖化と酸化を食い止めるために活用したいのが、身近な飲み物の抗酸化力だ。「抗酸化力の高いポリフェノールをコンスタントにとり血中濃度を高めに維持しておくと、活性酸素の産生や糖化反応をある程度抑えることができるだろう」と、AGE(終末糖化産物)研究の第一人者である昭和大学医学部教授の山岸昌一さん。ポリフェノール量と活性酸素を消去する能力は、相関することも研究で明らかになっている※。
※J Agric Food Chem.;57,4,1253-1259, Feb 25 2009
山岸さんが薦めるのは、緑茶とコーヒー。緑茶にはカテキン、コーヒーにはクロロゲン酸というポリフェノールが豊富。コーヒーには血糖値上昇を抑える効果があることも研究でわかっており、糖化反応の抑制も期待できそうだ。
おやつに飲みたいココアや豆乳にも抗酸化作用がある。就寝前には、カフェインレスで抗酸化作用もあるカモミールなどのハーブティーを選ぼう。
次のページから、朝、昼、おやつ、夜に飲みたいドリンクをご紹介。甘い飲み物は避け、抗酸化力のある飲み物をチョイスしよう。ポリフェノールが豊富な緑茶やコーヒー、豆乳やハーブティーも役立てよう。