わき腹の筋力UP:お腹・体側の呼息筋ストレッチ

 お腹や体側の吐く筋肉をストレッチ。ひじを頭上に上げる際、体が前後に曲がらないように気をつけて。

わき腹の筋力UP お腹・体側の呼息筋ストレッチ

(1)片手を頭の後ろに当て、片手を腰に当てる。鼻から息をゆっくり吸う。頭上のひじが体の前後に反らないよう、横に真っすぐ伸ばす。
(2)口から息をゆっくりと吐きながら、頭に添えている手のひじを上に持ち上げる。背中が丸まらないよう、体を真横に倒すイメージで。

呼吸を楽にする:胸の吸息筋ストレッチ

 息を吸うときに使う首の前面と、胸の上部の筋肉をほぐすストレッチ。姿勢が良くなり、呼吸が楽になる。

呼吸を楽にする 胸の吸息筋ストレッチ

(1)胸の上部に手を重ねて置く。肩は下げてリラックスした状態に。口からゆっくり息を吐く。
(2)鼻からゆっくり息を吸いながら、胸が反り返らないよう両手でしっかりと押さえる。あごをやや斜め上に突き出し、胸を広げながら、背すじを伸ばす。

本間生夫
特定非営利活動法人「安らぎ呼吸プロジェクト」理事長、昭和大学名誉教授
本間生夫 医学博士。専門は呼吸生理学、脳生理学。昭和大学医学部にて教授を27年間務めた後、2013年に東京有明医療大学副学長、2017年に学長に就任(2021年3月退職)。東日本大震災の後、呼吸筋ストレッチを使った子どもの心をケアする活動なども行っている。
高橋康輝
東京有明医療大学 保健医療学部 柔道整復学科 准教授
高橋康輝 専門は健康・スポーツ科学。運動と呼吸、心臓の働きの関係などを研究。倉敷芸術科学大学生命科学部健康科学科助教授を経て、2009年より東京有明医療大学准教授。本間さんとともに、学校や介護施設などで呼吸筋ストレッチを教える活動を行う。

取材・文/御船晶子 写真/稲垣純也 モデル/MIKA