2つめのポイントは自分の体の変化に注目すること

 上手な健診の受け方、2つめのポイントは「1回ごとの結果に一喜一憂するのではなく、自分の体の変化に注目する」ことだ。石坂さんは「女性は閉経期を境に、脂質異常症、糖尿病や動脈硬化などが起こりやすくなるほか、骨密度の低下が見られる。こうした項目の検査値を40代半ば、50代、50代半ばと比較することで、将来の自分の体の変化を予測することにもつながる」という。

 このほか女性にとっては、甲状腺、貧血の検査なども、体の異変をキャッチするための重要な検査項目になる。自分が受けるべき健診項目は何か。自分の体を知り、自分自身で判断することが大切。「人間ドック健診では医師・保健師・看護師などから適切なアドバイスが受けられるので、1年に1回活用するのも良いだろう」と石坂さんは話す。

大渕修一
東京都健康長寿医療センター 高齢者健康増進事業支援室 研究部長 医学博士
大渕修一 国立療養所東京病院附属リハビリテーション学院卒業。米国ジョージア州立大学大学院保健学研究科修了。毎年、板橋区の約1000人の高齢者を調査。「女性は尿もれがあると、外出しなくなり、足腰にも影響する」。

取材・文/荒川直樹、白澤淳子(編集部)