重い頭を支えようとして、首まわりのあらゆる筋肉が硬く、緊張した状態のスマホ首。首の前側に続いて後ろ、あご下の筋肉をほぐし、傾いた姿勢を全方向から整えよう。

「スマホ首」は首こりだけでなく、二重あごも招く【1】
・「スマホ首」を根本から改善するには、首の後ろを縮める【2】←今回はココ

 首こりを改善しようと、首の後ろを伸ばす人は多いだろう。しかし、「“スマホ首”で首の前が縮むと、後ろの筋肉は引っ張られ、伸びきって硬直する。なかでも胸鎖乳突筋と同じ後頭部に付着し、首の後ろ側へとつながる“板状筋(ばんじょうきん)”は筋肉が薄く、無理に伸ばすと炎症が起きる場合もある」と整体師で、首こりのセルフケア指導も行う御影フィールの鄭信義院長は説明する。

首の後ろは引っ張られて、伸びた筋肉が硬くなる
首の前が縮むと、後頭部から背骨をつなぐ「板状筋」が伸びきって緊張状態に。それを支える背中の「僧帽筋」も同時に硬直するため、これらを効果的にほぐすストレッチが有効
首の前が縮むと、後頭部から背骨をつなぐ「板状筋」が伸びきって緊張状態に。それを支える背中の「僧帽筋」も同時に硬直するため、これらを効果的にほぐすストレッチが有効

 そこで首の後ろの筋肉は、あえて“縮める”動きでほぐすのが正解。「首の後ろには、視神経や内臓につながる副交感神経も通っている。板状筋の緊張がとれて首の後ろの圧迫が解消すると、自律神経のバランスが整い、自律神経がかかわる不調の改善にもつながる」(鄭院長)。

伸びて固まった首の後ろをほぐす「後ろ首ストレッチ」

 「スマホ首」で伸びきった首後ろの筋肉には、“縮ませる”動きが正解。緊張がほぐれ、柔軟性がよみがえる。

組んだ両手と頭を前後に押し合って

顔を正面に向けて両手を後頭部で組み、脇をしっかり開く。ここから首を後ろに倒し、両手で支えながら頭と押し合い15秒キープ。首と頭をつなぐ、くぼみに力が入るのを感じて行おう
顔を正面に向けて両手を後頭部で組み、脇をしっかり開く。ここから首を後ろに倒し、両手で支えながら頭と押し合い15秒キープ。首と頭をつなぐ、くぼみに力が入るのを感じて行おう