年々増える顔の悩み……。それには「脂肪だまり」が関係しているという専門家に、今回は顔の悩みタイプ別に行いたい、脂肪流しマッサージ法を教わりました。

顔の脂肪だまりをほぐす 老け顔対策マッサージ【1】
・エラはり、たるみ、むくみ…悩み別・脂肪流しマッサージ【2】←今回はココ

顔タイプ【むくみさん】向けマッサージ

 朝、顔のむくみが気になる人は多いだろう。「時間が経ってもなかなかむくみが引かないのは、顔への血流不足が原因。顔に余分な脂肪や老廃物がたまって水分代謝も悪くなって“大顔化”している」と理学療法士の小野睛康さん。

 脚のむくみを放置すると脚が太くなるのと同様に、顔のむくみも放置すると「大顔化」するという。そのせいで、目が埋もれて小さく見えることも。「押し流す」と「つまむ」という2つのケアで、本来の顔立ちを取り戻そう。

アプローチするのはココ!

むくみ顔タイプのアプローチポイント

 「むくみさん」がターゲットにしたいのは3カ所。まずはあごの下。加齢と重力によって顔の脂肪がたまりやすい。次は首の横と後ろ側の筋肉。スマホなどの使用で凝りやすく、顔への血流低下を招く。最後は目の下。ここをもむと目のむくみが解消しやすい。

あごの下と首をほぐして二重あご解消、小顔に! 「あご下すっきり脂肪流し」

 余分な脂肪や老廃物がたまりやすいあごの下、首すじ、涙袋をほぐしてフェイスラインをすっきりさせよう。

【Step1】あごの下を押し流す

【Step1】あごの下を押し流す

 あごを少し上げ、両手の親指をあごの骨の下に当てて、ギューッと圧をかけながら耳の下まで5回押し流す。これをもう1セット繰り返す。

【Step2】首すじを押し流す

【Step2】首すじを押し流す

 左手の親指を左耳の下に当てて、顔を右に向ける。首に出るすじに沿ってギューッと圧をかけながら鎖骨まで5回押し流す。反対側も同様に行い、もう1セット繰り返す。

【Step3】目の下の涙袋をやさしくつまむ

【Step3】目の下の涙袋をやさしくつまむ

 片方ずつ、目の下を手の親指と人さし指の第2関節でやさしくつまんで、パッと離す。位置を少しずつずらしながら、目の下全体を10回つまむ。反対側も同様に行う。