加齢とともに気になる「体形」。鏡やショーウィンドウに映った自分の姿が、思った以上に猫背で下腹が出た姿だった日には大ショック!そんな人は、整形外科医が考えた体形若返りヨガを。姿勢が変わるだけで、たちまちマイナス5歳体形に!今回の前編ではそのポイントを教わりました。
・整形外科医に聞いた ヨガで体形マイナス5歳になるには ←今回はココ
・体形マイナス5歳ヨガ 背中は柔軟に、下半身はしっかり
加齢とともに変化する体の状態を知っておこう
「体形マイナス5歳ヨガ」のポイントは、上半身と下半身の筋肉にアプローチし、若々しい姿勢を取り戻すこと。姿勢は体形に大きく影響するからだ。
まずは上半身。「背中が丸まった猫背姿勢は、実年齢より老けて見える。これは、姿勢を支える背中の筋肉が硬くなり、衰えている証拠。縮こまった背骨を一つずつ引き離すようなポーズで背中の筋肉を柔らかくし、“しなやかな上半身”に」と松浦整形外科院長の井上留美子さん。背すじが伸びるとお腹も引き上がり、下腹もすっきりする。
そして下半身は筋肉がついた“しっかり下半身”を目指す。キュッと上がったお尻や引き締まった脚をつくるのに筋肉は不可欠だが、「30代から、下半身を中心に筋肉量はどんどん落ちていく。特に太もも前の大腿四頭筋や股関節まわりの腸腰筋群の筋肉量が低下。これらは抗重力筋といって、姿勢を支える筋肉でもあるため、鍛えておかないと姿勢の悪化に」(井上さん)。そのため、下半身は筋力アップを図るポーズがお薦めだという。
次のページで、まずは老け見えする体形のポイントを紹介しよう。