自分のかかとのゆがみは、靴底のすり減り方を見ればわかる(下囲み)。外側が減っている場合はかかとの下部が「内側」に向いた状態。内側が減っている場合は、かかとの下部が「外側」に向いた状態だ。
今すぐ靴底チェック! 片側がすり減っていたら、かかとがゆがんでいる証拠
「かかとがゆがむと体はそのゆがみに合わせて全体のバランスを保とうとするため、周囲の関節も自然にゆがんできてしまう」(宮本さん)。
また、かかとが外側にゆがんだ状態で歩き続けると、足裏のアーチが崩れ、外反母趾の原因にもなるという。
「かかとを整えると安定して歩けるようになり、外反母趾の進行が防げる。また、足や脚の血行がスムーズになり、新陳代謝が良くなるので、かかとのがさがさや脚のむくみも改善される」(宮本さん)。脚も疲れにくくなるという。
次回は、「かかと整体」実践編を紹介する。
宮本晋次
ボディケアサロン「日本橋人形町BodySign」院長
ボディケアサロン「日本橋人形町BodySign」院長

取材・文/赤根千鶴子 写真/鈴木 宏 モデル/原田ゆか 図版/三弓素青 構成/羽田 光