自分のかかとのゆがみは、靴底のすり減り方を見ればわかる(下囲み)。外側が減っている場合はかかとの下部が「内側」に向いた状態。内側が減っている場合は、かかとの下部が「外側」に向いた状態だ。

今すぐ靴底チェック! 片側がすり減っていたら、かかとがゆがんでいる証拠
外側がすり減ると、かかとは「内側ゆがみ」
外側がすり減ると、かかとは「内側ゆがみ」
<こんな人が多い>
□がに股歩き
□O脚
□猫背姿勢
□ぽっこりお腹など

 かかとの下部が内側に向いた状態。がに股で歩いたり、猫背で背中を丸めて歩くクセがある人は、かかとが内側にゆがみがち。「8〜9割はこのタイプ」(宮本さん)。

内側がすり減ると、かかとは「外側ゆがみ」
内側がすり減ると、かかとは「外側ゆがみ」
<こんな人が多い>
□内股
□X脚
□ひざが内を向く
□扁平足
□外反母趾

 かかとの下部が外側に向いた状態。内股に歩くクセがついていたり、X脚の人はかかとが外側にゆがみがち。外反母趾もこのタイプに多い。「1〜2割はこのタイプ」(宮本さん)。
2点とも写真提供/宮本さん

 「かかとがゆがむと体はそのゆがみに合わせて全体のバランスを保とうとするため、周囲の関節も自然にゆがんできてしまう」(宮本さん)。

 また、かかとが外側にゆがんだ状態で歩き続けると、足裏のアーチが崩れ、外反母趾の原因にもなるという。

 「かかとを整えると安定して歩けるようになり、外反母趾の進行が防げる。また、足や脚の血行がスムーズになり、新陳代謝が良くなるので、かかとのがさがさや脚のむくみも改善される」(宮本さん)。脚も疲れにくくなるという。

 次回は、「かかと整体」実践編を紹介する。

宮本晋次
ボディケアサロン「日本橋人形町BodySign」院長
宮本晋次 全身骨格矯正師。30年以上の経験を持ち、スキー、スノーボードなど多くのオリンピック選手の施術にも携わる。著書に『歩けなくなるのがイヤならかかとを整えなさい』(アスコム)。

取材・文/赤根千鶴子 写真/鈴木 宏 モデル/原田ゆか 図版/三弓素青 構成/羽田 光