かかとは、体の土台。かかとのゆがみを正して歩き方を改善、外反母趾やひざの痛みも防げるという方法がありました。しかも、血流がアップするから、かかとのがさがさもつるつるになることも期待できます。
・靴底でわかる「かかと」のゆがみ 体幹にまで影響【1】
・朝5分!「かかと整体」でゆがみを整え、歩き方も改善【2】←今回はココ
「かかと整体」は、まず片方の足を通してこれから紹介する実践編(1)から(3)まで続けて行った後に、反対側を通して行う。
実践編(1)「かかと整体」ほぐし
硬くなった“かかと”をほぐしてむくみ解消
右足を行う場合、椅子に座ったら、左ももの上に右の足をのせ、まずかかとの関節を動かそう。
動かし方のコツとしては、「足首を押さえている手(下の写真では右手)は動かさず、ギュッと固定する。その状態で、かかとをつかんでいる手を、上下に振る感覚で軽く動かす。すると踵骨が小さく動く感覚がつかめるはず」(かかと整体を考案した宮本晋次さん)。
上下に10回動かしているうちにかかとまわりの凝りがほぐれて、血流が良くなり、脚のむくみ改善を実感するはず。心地よく感じられる力加減で行おう。
かかとまわりをゆるめる【かかとほぐし】
まずゆがんで凝り固まった関節を動かしてみよう。踵骨は大きく動かないので、もむように、やさしい力で行う。
(準備)
「かかとほぐし」を行う前に、「アキレス腱や足裏をさすって表皮の毛細血管を刺激して血流を促すことで、かかとまわりの筋肉がゆるみ、効果が上がる」(宮本さん)。
(持ち方)
かかとを覆うように持つのがコツ。左の手のひらで右足のかかとを覆うように包み、踵骨をつかむ。右手で足首を押さえ、両手の親指同士が一直線になるようにする。
かかとの関節をゆっくりと上下に動かす
右手で足首をしっかり固定したまま、左手でつかんだ踵骨を上下に10回、ゆっくりわずかに動かす。