【STEP1】「ねじる」動きで、深層の“首こり筋”をゆるめる
アプローチするのはココ!

写真)首の付け根にある頭蓋骨の下端から両手の指を2本ずつそろえて当てる。このうち、人さし指が触れる部分に「下頭斜筋」がある。イラスト)首の第1・第2頸椎を斜めにつなぐのが「下頭斜筋」。首を横にひねる「回旋」の動きを担い、首が前傾したスマホ姿勢で左右に目を動かすと、特に固まりやすい
まずは、スタートポジションをCheck!
肩と後頭部が一直線の高さに枕を合わせる

ここでは枕としてバスタオルを使う(タオルを数枚重ねてもOK)。首のカーブに沿う部分が少し高くなるように折り畳み、後頭部と肩が同じ高さになるように調整しよう
指で筋肉の動きを確認。首を20度横へ動かす

スタートポジションは、あお向けで顔を正面に向け、首の付け根に両手の指2本をやさしく添える(上記囲み写真参照)。人さし指に触れる筋肉が動くのを意識しながら、ゆっくり3秒かけて20度右に向く。3秒で中央に戻り、左側へも同様に。5往復繰り返す
筋肉を意識しながら、同じ動きを繰り返す

スタートポジションは、動かす筋肉の位置がわかったら、指をはずして行う。手を上げないほうがリラックスしやすい。指で確認した筋肉の位置と動きを意識しながら、ゆっくり3秒かけて20度右に、3秒で中央に戻すのを、左右合わせて15往復繰り返す
【これはNG】頭だけを倒すと、首が傾いて狙った筋肉がほぐれない

首をねじるつもりで、頭頂部だけを横に倒すのはNG。頸椎上部で硬くなりがちな「下頭斜筋」による「回旋」の動きが引き出せず、筋肉をほぐす効果が得られない
次回は、「スマホ首に筋膜リセット、スマホ老眼に眼筋リセット【2】」を紹介する。
木津直昭(きづ・ただあき)さん
KIZUカイロプラクティックグループ 代表院長
KIZUカイロプラクティックグループ 代表院長

梶田雅義(かじた・まさよし)さん
梶田眼科 院長
梶田眼科 院長

上田泰久(うえだ・やすひさ)さん
文京学院大学 保健医療技術学部 助教
文京学院大学 保健医療技術学部 助教

構成・取材・文/オカモトノブコ 写真/稲垣純也 モデル/島村まみ スタイリング/中野あずさ(biswa.) ヘア&メイク/千葉智子(ロッセット) イラスト/なかがわみさこ