「私が描く、選ぶ、動き出す。」―― 新生・日経xwoman(クロスウーマン)がスタートしました。変化の速い時代、私たちはどんな選択をしてどんな道を歩んでいくのか。自分らしく動き出そうとする私たちの一歩を語り、世代を超えて、次の勇気や力につながっていくサイトを目指しています。 本特集では、この1~2年に仕事や生活面で大きな「変化」を経験している方たちの声を集めました。各界で活躍する11人をインタビューしたほか、300人以上の読者にアンケートを実施。今回はIT・STEM(Science,Technology Engineering and Mathematics)教育におけるジェンダーギャップ解消に取り組む一般社団法人Waffleの田中沙弥果さん、斎藤明日美さんに話を聞きました。

2019年にWaffleを立ち上げた田中沙弥果さん(左)と斎藤明日美さん(右)。現在の課題解決に向けた到達度は「15%ぐらい」(斎藤さん)。「まだまだですね。0.5%ぐらいです」(田中さん)
2019年にWaffleを立ち上げた田中沙弥果さん(左)と斎藤明日美さん(右)。現在の課題解決に向けた到達度は「15%ぐらい」(斎藤さん)。「まだまだですね。0.5%ぐらいです」(田中さん)
●田中沙弥果さん・斎藤明日美さんの「変化」
Waffleを立ち上げたが、昨年は活動を広く知ってもらうことに試行錯誤。女子中高生向けのIT講座で手応えを感じ、弾みがついた

●背景
女子中高生がIT・STEM教育を学べる環境が整っていないことへの危機感

●今の自分たちを支えるもの
・日本におけるIT分野のジェンダーギャップを解消したい熱意
・主催するIT講座に参加した女子中高生たちの成長
・男女を問わずジェンダーギャップに疑問を持つ仲間たち

「世界を変える30歳未満30人」に選ばれた

 「2020年は多くの人にIT分野のジェンダーギャップが課題であることを知ってもらうために奮闘した1年でした。今年は実績を積み上げていかなくては」

 そう話すのはWaffleのCo-Founder兼CEOの田中沙弥果さんと、同じくCo-Founderの斎藤明日美さん。

 田中さんは大学卒業後、テレビ番組制作会社などを経て、「すべての子どもがプログラミングを楽しむ国にする」ため、公教育向けに支援している特定非営利活動法人「みんなのコード」に参画。全国の学校の先生がプログラミング教育の授業をするための事業推進などを経験した。

 斎藤さんは米国の大学院を修了後、データサイエンティストとして外資系IT企業、AIスタートアップに勤務した。

 2人は2019年11月にWaffleを立ち上げ、女子中高生限定の短期集中のオンラインIT講座「Waffle Camp」などを企画・運営し、IT分野のジェンダーギャップを解消すべく活動している。

 田中さんは取り組みが認められて日本政府主催の国際女性会議WAW!2020にユース代表、SDGs Youth Summit 2020に若者活動家として選出された。「第4回ジャパンSDGsアワード」においては「特別賞(SDGsパートナーシップ賞)」を受賞し、首相官邸で表彰。斎藤さんとともにForbes JAPAN誌「世界を変える30歳未満30人」にも選ばれた。