「私が描く、選ぶ、動き出す。」―― 新生・日経xwoman(クロスウーマン)がスタートしました。変化の速い時代、私たちはどんな選択をしてどんな道を歩んでいくのか。自分らしく動き出そうとする私たちの一歩を語り、世代を超えて、次の勇気や力につながっていくサイトを目指しています。

本特集では、この1~2年に仕事や生活面で大きな「変化」を経験している方たちの声を集めました。各界で活躍する11人をインタビューしたほか、300人以上の読者にアンケートを実施。TBSでアナウンサーを務め、現在は同社の報道局に勤務する久保田智子さんに、下編では米国から帰国後の激変した生活について聞きました。

(上)久保田智子 「変化が好き」TBS退職→渡米→大学院へ
(下)特別養子縁組で母親になることを選択 久保田智子 ←今回はココ

「米国から帰国したタイミングで、特別養子縁組の制度を使って子どもを持つために動きはじめました」
「米国から帰国したタイミングで、特別養子縁組の制度を使って子どもを持つために動きはじめました」

再就職、博士課程、特別養子縁組

 TBSには2017年に導入したジョブリターンという制度がある。パートナーの海外赴任への同行などの理由で離職した社員が退職後5年間、再就職試験を受けることができ、帰国後の再就職を促すことを想定している。久保田智子さんは、退職時からこの制度で再就職することを考えていた。

 2018年12月、人事部に帰国したことを報告すると同時にこう告げた。

 「将来的には再就職を検討しています。あと、東京大学大学院の博士課程にチャレンジしようと思っています。それに、特別養子縁組も考えています」

 まず、久保田さんが行動に移したのは特別養子縁組だ。

 久保田さんは20代の頃、医師から「妊娠は難しい」と言われた。同時に「子どもを育てたい」という強い気持ちがこみ上げ、その思いは募るばかりだったという。 高校時代の保健体育の授業で、特別養子縁組の制度について学んだ。さらに、特別養子縁組の報道番組を見て、特別養子縁組を選択肢として意識し出した。