顔や手だけではなく、背中のかゆみやかかとのゴワつきなども気になるが、「保湿効果のある入浴剤はそれだけで十分乾燥対策になる」と、津田クリニック副院長の津田攝子さん。かかとのやすりをかけるタイミングも重要。入浴前・中・後の正解ケアをご紹介します。

マスク&消毒・殺菌生活で悪化!? 顔・手・体の4大荒れ
・マスク乾燥肌を食い止める、洗顔・保湿の正解とは【1】
・ゴワつき?ヒリつき?肌荒れレベル別・保湿剤の選び方【2】
・手荒れ対策は寝る前が重要に 荒れレベル別のクリームを
・背中やかかとの乾燥を改善する お風呂前後のお作法とは←今回はココ

入浴後にたっぷりと保湿するのがボディケアの正解!?

乾燥によるかゆみ対策の一番の正解は“かかない”こと」と話すのは、済生会川口総合病院皮膚科部長の高山かおるさん。かくことでさらにかゆみが悪化する「かゆみの負のスパイラル」を防ぐ基本だ。

かゆみサイクル~かゆみで眠りが浅くなることも
かゆみサイクル~かゆみで眠りが浅くなることも
皮脂が少ないパーツは洗いすぎるとかゆみが出て、かくことでバリア機能が低下してさらにかゆみが増す悪循環に。特に背中は衣類や寝具とのこすれなどで悪化しやすく、睡眠を妨げる要因にも。また、かかとの角質ケアもタイミングが肝心

かゆいからという理由でゴシゴシ洗いをしたり、肌をこするように保湿剤をなじませたりする人もいるが、いずれも肌を傷める要因になるのでNG」(高山さん)