35歳以降の人で、「月経周期が乱れる」「痛みがひどくなった」――など、最近月経が変わってきて対処に困っているということはないだろうか。月経が変わってきた背景にあるのが卵巣機能の低下だ。30代中頃から衰え始め、40歳を過ぎると月経不順という形で表れやすくなる。また、月経不順だと思っていたら、病気が隠れているというケースもあるので注意が必要だ。「年齢のせい」で片付けず、一度婦人科を受診しておこう。

![]() | 当てはまる項目が多い場合は卵巣機能低下の可能性あり |
・35歳以上
・月経周期が不規則になった
・月経周期が極端に短い/長い
・月経量が減った/急に増える
・月経日数が短くなった
・月経がダラダラと長く続く
・おりものが少なくなった
【月経トラブルの原因】
卵巣機能低下に伴う月経不順 ホルモン分泌の変化が月経を左右
月経周期が乱れる、量が多かったり少なかったりする、痛みがひどくなった……。月経が変わってきて対処に困るという人もいるのでは?
「卵巣機能は30代中頃から徐々に衰え始め、40歳を過ぎると月経不順という形で表れやすくなる。卵子が質・量ともに低下して排卵しなかったり、したとしても十分成育しないまま排卵したりするため、周期や出血量などが乱れてくる」と東大病院産婦人科の大須賀穣教授は言う。