20代から増え始める子宮頸がんと、更年期世代に高リスクの子宮体がん。この2つの子宮がんは、どちらも女性の人生設計に大きく影響を与える可能性がありますが、早期に発見することができれば怖いものではありません。では、早期発見するためにはどうすればいいのか、検診のタイミングや治療法について二人の専門家に聞きました。前編では、2つの子宮がんの違い、そして主に子宮体がんについて解説します。

【前編】体がん検診は必要ではない?2つの子宮がんの違いとは ←今回はココ
【後編】子宮頸がん 検診を受ければ、がん化前の発見も可能

子宮頸がんは20代から、体がんは更年期以降に増加

 子宮にできる主ながんは2つ。子宮の入り口近くの管状の頸部にできる「子宮頸がん」と、上部の袋状の体部にできる「子宮体がん」だ。その好発年代や発症要因は全く異なる。

 子宮頸がんは、数あるがんの中でも珍しく20~40代と若い女性に発症が多く、そのほとんどが性的接触(性交渉など)によるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因だ。

 
■子宮頸がんは20代、子宮体がんは40代から増加
■子宮頸がんは20代、子宮体がんは40代から増加
子宮頸がんは20代から発症が増え始める。毎年約1万人の女性がかかり、約3000人が亡くなっている。子宮体がんは40代から増え始め、毎年約1.7万人の女性がかかり、約2600人が亡くなっている。どちらも60代でやや増加傾向が見られる。(データ:国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」より)