20代から増え始める子宮頸がんと更年期世代に高リスクの子宮体がん。前編では、女性の人生設計に大きな影響を与えうるこの2つのがんそれぞれの大まかな特徴、子宮体がんの原因や治療法などについて紹介しました。今回は、数少ない予防が可能な子宮頸がんの発症原因や治療法、発症を予防するHPVワクチンの現状にについて紹介していきます。

【前編】体がん検診は必要ではない?2つの子宮がんの違いとは
【後編】子宮頸がん 検診を受ければ、がん化前の発見も可能 ←今回はココ

子宮頸がんは数年かけてゆっくりがん化

 20~40代の若い女性に発症が多い子宮頸がんは、そのほとんどがヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因だ。HPVは非常にありふれたウイルスで、現在わかっているだけでも200種類以上。子宮頸がんや咽頭がん、食道がんなどに関係しているものはその一部で、イボなどの良性疾患に関わっているものもある。

■HPVはわかっているだけで200種類以上
■HPVはわかっているだけで200種類以上
HPVの中にも子宮頸がんを起こしやすいハイリスクのもの、起こすこともあるがさほど可能性は高くないものがあり、ハイリスク型はHPV16型と18型とされている。