大人の発達障害の見極め方と対処法
【第1回】 「当たり前」ができないのは脳の特性? 大人の発達障害
【第2回】大人になり気づきやすい発達障害 ADHD、ASDとは ←今回はココ
【第3回】“自己否定感”を生む発達障害 自分を知ることでラクに
生来の“脳の特性”による発達障害。周りとの違いが際立つ場合には小児期に発覚することが多いのですが、第1回で紹介したように、大人になってから初めて発達障害だったと気づくこともあります。この第2回では、大人になってから見つかることの多いASDとADHDのそれぞれの特徴について紹介します。
生まれついての脳の特性による発達障害。その中でも大人になってから発覚することが多いのはASDとADHDだという。どのような特徴があるのか、それぞれについて詳しく見ていこう。

【ASD(自閉スペクトラム症)】こだわりが強く、空気が読めない“コミュ障”タイプ
ASDの特徴
・自分の気持ちや考えを表すのが苦手
・冗談を真に受ける
・興味のあることは一方的に話すなど自己中心的で、こだわりが強い
・要領が悪い、頑固といわれることがある
・突発的なことに臨機応変な対応ができない
・規則やルールにこだわる
<長所>
・関心のあることには集中力を発揮する
・筋道をたてた論理的な思考ができる
・正直で正義感が強い
・冗談を真に受ける
・興味のあることは一方的に話すなど自己中心的で、こだわりが強い
・要領が悪い、頑固といわれることがある
・突発的なことに臨機応変な対応ができない
・規則やルールにこだわる
<長所>
・関心のあることには集中力を発揮する
・筋道をたてた論理的な思考ができる
・正直で正義感が強い
ASDの名前にある「スペクトラム」とは連続体のこと。以前は、「自閉症」や「アスペルガー症候群」といわれていたものだが、ある程度共通点があり連続性が見られることから、近年はまとめてASDと呼ばれている。