「日経ヘルス」から、シミ・くすみ対策の2021春コスメの注目商品を紹介します。シミやくすみの悩みには、顔全体の肌の明るさや透明感を増す「美白」と、新たなシミをつくらせない「UV対策」のダブルアプローチが有効。近年は、紫外線はもとより、近赤外線などの光対策、大気汚染や糖化への対策などを組み合わせるのがトレンドになっています。2021年春は新たなアプローチとして「血管」や睡眠にかかわる「メラトニンの不足」が招く「肌の濁り」に対応したコスメに注目です。「汗を抑えるUV」など、新顔の日焼け止めも登場しています。

肌を濁らせる原因は「血管」にも

もやもや血管、老け血管をケアしてシミを薄く、透明感を高める美容液

 長引くマスク生活は、シミ・くすみ対策にとっては追い風かもしれない。紫外線をブロックしながら、内側から湧き立つようなツヤ、みずみずしい透明感、色ムラのない均質な肌づくりに取り組むチャンスとも考えられるからだ。そこで活用したい美白コスメだが、2019年に10年ぶりの新規美白有効成分が承認されたころから、アプローチが多様化している。

 ここ最近注目されているアプローチが、「血管」。少し前から医療分野で血管研究が盛んになっている影響もある。その血管や血管まわりの状態が、シミやくすみ、濁りなど肌の透明感とも関係していることが明らかになってきたのだ。肌にとって血管といえば、栄養や酸素を送り届け、老廃物を回収する、美肌づくりの土台ともいえる要素。毛細血管が、血流が途絶える、いわゆる「ゴースト血管」となって、流れが滞るのはよくないとされる。だが、血管が増えすぎても、シミのもとであるメラニンが作られやすくなることがわかってきた。

 そんな、血管とシミの研究から生まれた血管アプローチで、肌の透明感をサポートする最新美白コスメに着目してみよう。

毛細血管が多すぎるとシミが消えにくくなる

 早くから美白と血管の関係を研究している資生堂は、日焼けによるシミ部分の真皮には毛細血管が多く、シミ部位の毛細血管の密度が高いほどシミができやすいことを明らかにしていた。

 最新研究では、紫外線でダメージを受けると血管から分泌される酵素「ウロキナーゼ」が、異常な毛細血管を増やすことを確認。毛細血管の密度が高くなると、シミができやすくなるだけでなく、薄くなりにくくなることがわかったという。

 また、オトギリソウ抽出液に、酵素ウロキナーゼの活性を抑制し、異常な血管が増えるのを抑える効果があることを発見。紫外線が当たると血管内皮細胞からウロキナーゼが分泌され、シミのもとであるメラニン生成を促す。ウロキナーゼは血管増殖因子とともに働いて血管を増やし、シミを薄くなりにくくするという。

 最新の薬用美白美容液「HAKU メラノフォーカスZ」には、2つの美白有効成分(4MSK、m-トラネキサム酸)とともに、整肌・保湿成分としてオトギリソウエキスを含む複合成分が配合されている。

「HAKU メラノフォーカスZ」(医薬部外品)
「HAKU メラノフォーカスZ」(医薬部外品)
美白有効成分4MSKとm-トラネキサム酸に、肌環境を整える「Zカット複合体」を新配合した薬用美白美容液。シミ形成に関係する酵素の活性抑制作用が確認されているオトギリソウエキスなどを含有。45g、1万1000円(税込)。問/資生堂