健康や美容の最新情報を追う「日経ヘルス」から、いま注目を集める商品やサービスを紹介するTREND FOCUS。今回は、各社から続々登場している、トランポリンになるクッション「トランポリンクッション」です。
インテリアに合うエクササイズグッズが必要とされていた?
新型コロナによるステイホームを機に、思わぬヒット商品が生まれている。その一つが「トランポリンとして使えるクッション」だ。
2020年9月に発売したアメイズプラスの「シェイプキューブ」(写真左上)。発売日に初回生産分1300個が完売し、2022年2月時点で、なんと12万個も売れたという。
「開発したのは、小さな子どもがいる男性社員。コロナ禍で子どもが外に出られず、ベッドやソファで飛び跳ねているのを見て、トランポリンの購入を検討したものの、『インテリアに合わない』『トランポリンを置くスペースがない』という理由で断念。それがきっかけで、手軽に運動ができ"インテリアになじむ"エクササイズグッズを開発することになった」と同社広報。同社はこの商品を中核に、「gymterior(ジムテリア)」というブランドでインテリアにフィットするエクササイズグッズを展開している。
ジャンプは集合住宅でははばかられる動作だが、特にお尻や脚といった、下半身の筋肉を鍛えられる。また、このクッションなら、ジャンプ以外の踏み台昇降などにも使える。

現在、“トランポリンクッション”市場には、スポーツメーカーのミズノ、ライフスタイルショップのKEYUCAも参入。作業療法士が安全性を特に重視して開発した商品もある。次ページから紹介しよう。