健康や美容の最新情報を追う「日経ヘルス」から、いま注目を集める商品やサービスを紹介するTREND FOCUS。今回は、ピラティスのスタジオについて。最近、ピラティスマシンを用いてグループレッスンができるスタジオを見かけませんか?
ここ数年、ピラティスのマシンを備えた小規模スタジオが増えている。これまでピラティスのグループレッスンといえば、器具を使わず、マットの上で自重で行う「マットピラティス」が一般的だった。マシンを使った「マシンピラティス」は、主にパーソナルトレーニングが対象で、価格も高かった。
しかし、現在最大手の「zen place pilates」は全国88店舗と拡大し、米国から「CLUB PILATES」も上陸。さらに、24時間利用可能な業態の「WECLE」も登場し、マシンを使ったピラティスのハードルがぐっと下がっている。
使用するのは「リフォーマー」と呼ばれるマシンが中心だ。これは創始者のジョセフ・ピラティスがベッドを改造して開発したとされる器具で、可動式のベッド部分と、強度の異なるスプリングなどから構成されている。「スプリングの負荷や角度を細かいレベルで調整できるので、体の正しい使い方をより正確に学べる」とzen place pilatesの広報。
人気の秘密には、国内外のタレントの影響も考えられるが、「後押しするのが、K-POPアイドルやモデルによるマシンピラティスシーンのSNS投稿。韓国アイドルや韓国コスメに興味を持つ人たちに急速に認知が広がったと考えられる」とpilates Kの広報。ピラティスは腰痛対策にも、ボディメイクにも役立つエクササイズ。体験クラスを設けているスタジオが多いので、まず試してみるのも手だ。
では、具体的に主なピラティスマシンのスタジオを紹介しよう。