新型コロナウイルスの影響により、対面で異性と知り合うハードルが高くなっている今、婚活アプリで出会いを求める人が増えている。普段の生活では出会うことのない相手とつながれる一方、「初対面の人と会うのは怖い」と思ってしまうのも事実。実際に、婚活アプリがきっかけとなった事件も発生している。安全に婚活アプリを利用するためのポイントを運営会社4社に教えてもらった。

婚活アプリで出会った人がストーカーに

 「行動範囲の近い人と出会いたいから」とある婚活アプリのGPS(位置情報)機能を使い、最寄り駅が同じ男性とマッチングしたAさん(30代)。その相手と初めて会った日は最寄り駅近くの居酒屋で食事をすることに。しかし話が合わずタイプではなかったため、2回目のデートはやんわり断った。

 しかし、相手の男性は断られたことに納得がいかず、Aさんを最寄り駅で待ち伏せし、自宅を特定。メッセンジャーアプリで自宅の住所や盗撮写真を送ったり、何度もメッセージを送ったりするストーカー行為に発展した。Aさんは警察に相談し、男性は接見禁止令が出たものの、身の危険を感じ引っ越しせざるを得なかったという。

最寄り駅が同じことと会話の内容から帰宅時間を特定され待ち伏せされた
最寄り駅が同じことと会話の内容から帰宅時間を特定され待ち伏せされた

 婚活アプリを安心安全に使うためには、どのようなことに気を付ければいいのだろうか。今回は5つの婚活アプリ「with」「ペアーズ」「タップル」「クロスミー」「ゼクシィ縁結び」に、トラブルに遭わないための注意点や対処法を聞いた。