仕事術から、働き方、キャリア形成まで、専門家を講師に招き、役立つノウハウを1本、約10分間の動画に凝縮しました。今回のテーマは「初めてのリーダー」。Hitoiro代表取締役でキャリアカウンセラーの山田聖子さんに初めてリーダーになった人が直面する様々な課題とその解決ノウハウを聞きました。2回目は「自律的な部下」。指示待ちの部下がどうしたら、自分で考えて、自律的に動いてくれるのか。そのために意識すべき4つの仕組みを解説します。

1回目 部下が「思い通りに動かない」は好機 改善の4ステップ
2回目 受け身な部下が自律的に動けるようになる4つの仕組み  ←今回はココ
3回目 「部下に仕事を任せるのが不安」という管理職への処方箋
4回目 「いきなり離職」も招く?部下のテレワーク不安防ぐには

 2回目のテーマは「受け身な部下は、どうしたら『自律的』になる?」です。部下が自律的に動くチームをつくるために、リーダーが意識すべき4つの仕組みを紹介します。部下が自律的に動いてくれないとき、上司からすれば手がかかるし、思い通りにいかなくてイライラすることも。

 「そんなときは『なぜ部下に自律的に動いてもらいたいのか?』という根本に一度立ち戻ってみてほしい」と山田さんは言います。「プレイングマネージャーとしての仕事が忙しすぎて、部下のことまで対応できないから自ら動けるようになってほしい」「目標達成に対して危機感がある」などの理由が挙げられるかもしれません。

 しかし、人間は、自ら願って決めたことに対しては動けるものです。部下に自律的に動いてもらうためには、「部下の本心からの願いや部下自身の意思で決めたこと」であることが必要です。前回の動画でも「部下と目線を合わせることが、部下が動けるようになる土台になる」と伝えましたが、今回も同様。上司が部下の立場に立って、同じ目線で考えることが大切です。

 次ページの動画では、目標の設定や支え合い成長する仲間など、リーダーが意識すると成功する「自律的な部下が生まれる4つの仕組み」を紹介します。また、次回は「部下への仕事の任せ方~プレイングマネージャー脱却術~」をお伝えします。お楽しみに!