仕事術から、働き方、キャリア形成まで、専門家を講師に招き、役立つノウハウを1本、約10分間の動画に凝縮しました。今回のテーマは「私のリスキリング」。中小企業診断士の高田直美さんに自身の経験を事例に、どうしたらリスキリングに成功するのかを語ってもらいました。2回目は「リスキリングと仕事・家庭の両立 前編」。前後編2回にわたってリスキリングと仕事・家庭を両立するためのコツを紹介します。

1回目 リスキリングで何得られた?モチベーション維持法の詳細
2回目 リスキリング、仕事・家庭とどう両立 経験で見えたこと ←今回はココ
3回目 リスキリング勉強法 独学、学校、勉強会…どう選ぶ?
4回目 リスキリング学び月100時間 働きながらどう捻出した

 スキルをつけ直したり、学び直したりするリスキリングの重要性は広く認知され始めています。ただ、「本業が忙しくて…」「今は家事・育児が大変」などとなかなか踏み出せない人は多いのではないでしょうか。

 どうしたら、リスキリングと本業・家庭を両立することができるのか。高田直美さんは中小企業診断士の資格を取得するまでに13年間、努力を続けました。その中で、本業と両立するために必要なことが見えてきたといいます。

 1回目の「リスキリングで何得られた?モチベーション維持法の詳細」でも紹介しましたが、一番大切なのは何を成し遂げたいのか、という思いだと高田さんは話します。そのうえで、優先順位や仕事、プライベートにおける人間関係の大切さも指摘します。詳しくは次ページの動画で!

 科目数も多く、専門性も高い中小企業診断士の試験に挑むため、高田さんは関連するほかのいくつかの資格も取って効果的に勉強したと言います。その間、子どもの通う学校のPTA役員や町内会役員も務めなければなりませんでした。高田さんはどう両立したのでしょうか。

 「本業とリスキリングの両立は大変です。でも、長い時間をかけてリスキリングをすればするほど、『今』を頑張ることができます。ぜひ、一歩を踏み出してみてくださいね」(高田さん)

 動画では、かかった費用や資格取得後の収入の変化などの情報も紹介します。