仕事術から、働き方、キャリア形成まで、専門家を講師に招き、役立つノウハウを1本、約10分間の動画に凝縮しました。今回のテーマは「話し方」。コミュニケーションコンサルタントのひきたよしあきさんに、ビジネスに役立つ「話し方」のコツを語ってもらいました。3回目は「NGな言葉」。ひきたさんが約500人を対象に行った調査で明らかになった、使われがちなNG言葉を紹介します。

1回目 ひきたよしあき 話が短すぎ、長すぎ…適切な長さとは
2回目 ひきたよしあき あの人は話を聞いてくれると思わせる技
3回目 「こうなると思っていた」言ってませんか? NG言葉集 ←今回はココ
4回目 「私は話し下手だから…」は禁句!プレゼンのメンタル術

 あなたが発する「言葉」は相手に好かれている自信はありますか? 話し方をテーマにした本講座では、これまで話す際のコツや話すために必要な聞く技術について解説してきました。ただ、使う言葉を間違えてしまえば、意味がありません。

 ひきたさんは約500人を対象に人を追い詰める言葉、楽にする言葉を調査しました。調査から浮かぶのは人を追い詰める言葉の共通項です。

 「ずるい、身勝手、上から目線。人を追い詰める言葉の共通項です。私はそれらの言葉を『北風言葉』と呼んでいます。会話で使うことは控えるべきですね。その他にも、最近増えているのが、上司など責任ある立場の人間による責任逃れ、無気力な言葉です。十分に注意しましょう」

 次ページの動画では「こうなると思っていたよ」など具体的なNG言葉を紹介していきます。反対に人の心を温かくする「太陽言葉」も紹介! 太陽言葉に欠かせない要素や具体的な言葉、そして会話の黄金ルールも解説します。

 リモートワークが定着した今、増えているのが、人の発言に対する「反応の悪さ」です。リモート会議では相手が発言する際に、話し手以外はマイクをミュートにすることも多いです。そのため、相手の発言に対して一言何かを言って反応を示す習慣がなくなっています。動画では、反応をよくするために「あ行」や「す」で始まる言葉の力を意識するといった具体的なトレーニング方法も紹介します。