仕事術から、働き方、キャリア形成まで、専門家を講師に招き、役立つノウハウを1本、約10分間の動画に凝縮しました。1テーマを4本構成で、毎週1本ずつ公開します。9月の講師は組織開発プロデューサーで、企業に内面変革型の組織開発プログラムを提供するクラリティマインド代表の鮎川詢裕子さん。リーダーの心得と部下育成のノウハウを紹介します。1本目のテーマは部下との信頼関係や部下の気づきを生むため、上司が「教えない」ことの意味です。

「教えない」リーダーの下で部下が育つ理由【動画】 【1本目】 ←今回はココ

 「こんなに一生懸命に教えているのに、どうして理解してくれないんだろう。変わろうとしてくれないんだろう」。部下を持ったことがあるなら、一度はこんな悩みにぶつかったこともあるのではないでしょうか。

 上司としては、よかれと思ってやる指導。でも「部下の内面への理解を欠いたままでは、いくら仕事を教えても効果は低いです。部下は教えられたことを、自分なりに解釈しますが、その解釈が、上司が伝えたいことと異なってしまうことがたびたびあるためです」と鮎川さん。

 まず、上司は部下の考え方を理解することが大切だと鮎川さんは話します。「部下の内面を知ることで、両者の間に信頼関係を築くことができ、そして、部下の自発的な気づきと成長を促すことができるのです」

 次ページの動画で、詳しく解説します。