働く女性を取り巻く諸問題を、日経BPの編集長、副編集長、編集委員がリポート。その解決策を、動画で分かりやすく解説します。今回は日経xwoman編集委員の羽生祥子が、3年ぶりに改訂された「コーポレートガバナンス・コード(CGC)」をテーマに、3回に分けてお話します。1回目は、CGCとは何か、また改訂のポイントについてお話しします。

今さら聞けない「CGC改訂」って何?【動画】【1本目】 ←今回はここ
女性活躍が進んでいない企業の言い訳トップ3【動画】【2本目】
日経WOMAN「女性が活躍する会社」分析【動画】【3本目】

 「コーポレートガバナンス・コード(CGC)」とは「企業統治指針」、つまり、株主の利益を最大限に実現できているかどうか、上場企業が守るべき企業統治の行動規範のことです。このCGCが、2021年6月に3年ぶりに改訂されました。

 改訂前は「社内における女性の活躍促進を含む多様性の確保を推進すべきである」といった努力目標にすぎなかった内容が、「考え方と自主的かつ測定可能な目標を示すとともに、その状況を開示すべき」であり、「多様性の確保に向けた人材育成方針と社内環境整備方針をその実施状況と併せて開示すべき」という強い表現に変わりました。

 上場企業は、22年4月以降の株主総会では、CGC改訂版に沿った報告書を提出しなければなりません。なぜ今、改訂されたのか。そして、具体的に企業に求められてる開示内容とは何か。

 日経xwoman編集委員の羽生祥子が、次ページの動画で詳しくお話しします。