毎日業務で利用する「エクセル」。操作のコツ、便利機能を知らないばかりに、5分で終わる作業に半日かかった……なんてことも。あらゆる作業をあっという間に終わらせる、エクセルの仕事術をお教えします。今回は、表を自在に操作するためのショートカットキーです。
エクセルで表を作ったり、修正したりするとき、読者の皆さんはどうしていますか。データを入力するときにはキーボード、セルを削除・挿入したりするのはマウスと、使い分けている人が多いでしょう。しかしこれでは、手間がかかり、時間がかかる一方です。そこで、お勧めしたいのがショートカットキー。キーボードに手を乗せたまま作業できるので、マウスを使う機会が減り、作業をグッと効率化できます。
「Ctrl(コントロール)」キーが作業の要!
例えば、大きな表で、選択しているセル(アクティブセル)を端まで移動するとき、一般的には、マウスを使って画面をスクロールしてから表の端を表示させ、マウスポインターで選びます。これでは、表が大きいほど、操作は面倒になります。スクロールし過ぎて表の端を通りすぎ、画面を行ったり来たりした経験がある人も多いでしょう。手間がかかり、ストレスになるばかりです。
そこで、ショートカットキーの出番。いの一番に覚えておきたいのは「Ctrl(コントロール)」キーです。「Ctrl」キーを押したまま、上下左右いずれかの方向の矢印キーを押すと表の端のセルに一瞬で移動できます。表の右端のセルなら、「Ctrl」キーを押したまま、右向きの矢印キー「→」を押すだけです。同様に、左端なら「←」、下端なら「↓」を押せばいいのです。
応用ワザもあります。「Ctrl」キーを押したまま、「End(エンド)」キーを押してください。すると、表の最後(エンド)、つまり右下セルに移動します。ただし、表の先頭(左上)に一発で移動するショートカットキーはないので、その際には「Ctrl」キーを押したまま「←」「↑」キーと順に押します。
「Ctrl」キーを押した状態で「Home(ホーム)」キーを押すと、表の左上(先頭)ではなく、「A1」セル、つまりシートの先頭に戻ります。