ビジネスでもプライベートでも役に立つ、一歩先行くアプリ情報を、ITライターの鈴木朋子さんが解説します。Twitter(ツイッター)の新機能「スペース」が5月4日に公開されました。これは、1月に登場後、大きな話題を呼んだ音声SNS「Clubhouse(クラブハウス)」とよく似た音声サービスです。Clubhouseは早くもブームが去った(オワコン)とさえ一部ではいわれていますが、果たして、「Twitter版Clubhouse」は音声SNSブーム再燃の起爆剤になるのでしょうか。

Twitter版Clubhouseが始まった! どうなの?

 今から15年前、2006年に誕生したTwitter。数ある老舗SNSの1つですが、今、Z世代(1990年代後半以降生まれ)から熱い支持を受けています。日本で若者が利用するアプリでは、YouTube、LINEに次ぐ人気ともいわれています。

 そのTwitterが5月4日に公開した音声交流機能「スペース」がにわかに話題を集めています。

 スペースは、聞き手が参加できるインターネットのラジオ番組のようなもの。2021年1月から急速にブームになったClubhouseと同等の機能を備えた、いわば“Twitter版Clubhouse”です。Clubhouseは、既存のユーザーから招待されないと使えない会員制サービスで、一時はフリマアプリで招待を受ける権利が高値で売買されるほど、ブームは過熱しました。

Clubhouseの欠点とは?

 人気の理由は2つ。1つは、流行に敏感な経営者や芸能人がこぞって参加して、ここでしか聞けない赤裸々なトークが展開されたこと。もう1つは、コロナ下で人と会わずに交流できる場を大勢の人が求めていたことが挙げられます。そして、さまざまなルーム(ネット上でトークを聞くことができる場所)が開設され、昼夜を問わず、にぎわっていました。

 かく言う筆者も1月以降、Clubhouseで友人と毎週ルームを開いてトークをしたり、有意義な情報を交換しているルームに参加して話を聞いたりして、音声での交流を新鮮に感じて楽しんでいました。

 しかし、私はClubhouseの欠点に気づきました。それは「夜は眠くて聞いていられない」こと。Clubhouseは、録音機能がないラジオのようなものなので、トークが交わされる時間帯にアクセスしてリアルタイムで聞かなければなりません。夕飯を作った後に睡魔が襲う私には、Clubhouseが盛り上がる22時以降に開催されるルームを聞く気力はありませんでした。

 もしかしたら、それがClubhouseの人気が落ち目な理由の1つかもしれません。あくまでも私見ですが……。