2019年度、課長相当職以上の管理職に占める女性の割合は 11.9%にとどまりました(厚生労働省、雇用均等基本調査)。そんな中、東証1部上場企業では、どのような課長職の女性たちが活躍しているのでしょうか。今回は、国内通信大手、ソフトバンクの課長職・土高有葵さんです。

土高有葵(つちたか・ゆうき)さん(35歳)
土高有葵(つちたか・ゆうき)さん(35歳)
ソフトバンク コンシューマ事業統括 パートナー営業本部 第2営業統括部 第2営業部 営業1課 課長
■課長(リーダー)職昇格は、入社10年目、32歳
【略歴】
2008年 武蔵大学 社会学部 メディア社会学科卒業
2008年 イー・アクセス 新卒入社(2014年7月ワイモバイル、2015年4月ソフトバンクモバイル、2015年7月にソフトバンクに社名変更)
2008年~2015年 家電量販店、店舗に向けた営業担当に従事
2018年 家電量販店、量販店本部向け営業担当部署の課長職として着任

【家族構成】
夫と2人家族

就職後、営業一筋。M&Aのたびに同僚が増える

 2008年に電気通信事業会社のイー・アクセスに新卒で入社。その後、M&A(事業の買収・合併)によって2014年にワイモバイル、そして2015年以降はソフトバンクに勤務しています。社名は3回変わりましたが入社から13年間、ずっと営業に従事し、課長職に就いたのは入社10年目、32歳のときです。

 私は学生時代、携帯電話の販売員のアルバイトをしていました。その経験で業界の雰囲気を知り、自由な社風にあこがれたのが、イー・アクセスに入社した理由です。同期は90人いましたが、その中で女性は20人もいませんでした。営業への配属で、家電量販店の店舗に「イー・モバイル」の売り場を作ってもらう、その交渉から始める仕事です。

 店舗に売り場を確保した後は、売り場作りを家電量販店のスタッフと一緒に考え、目標の台数を販売できるよう連携していく。関東地方全般を担当し、多いときで、30~40店舗を任されました。そこで、チームで考えて、一緒に目標に向かっていく現場の経験を積みました。2016年から2年間は、家電量販店の本部に向けた営業を担当し、目標の販売台数を達成する戦略を立てることが主な業務になりました。

 M&Aのたびに、さまざまな経歴の同僚が増えて、新しい出会いから学ぶことが多く、それが自分の成長にもつながったと感じています。ちなみに、私はたまたま入社から今まで同じ部署にいますが、希望によって別の部署に異動を申し出ることもできます。