2019年度、課長相当職以上の管理職に占める女性の割合は 11.9%にとどまりました(厚生労働省、雇用均等基本調査)。そんな中、東証1部上場企業では、どのような課長職の女性たちが活躍しているのでしょうか。今回は、ソニーのグループ企業で働く統括課長・羅敏さんです。

羅敏(ルオ・ミン)さん(43歳)
羅敏(ルオ・ミン)さん(43歳)
ソニーセミコンダクタソリューションズ イメージングシステム事業部 統括課長
■課長職昇格は、入社14年目、42歳
【略歴】
2001年 中国・南開大学卒業
2002年 日系企業による奨学金制度に選ばれ、来日
2005年 京都大学大学院工学研究科卒業
2005年 電機メーカーに入社
2007年 ソニーに転職
2007年~2017年 スマートフォン向けカメラモジュールの商品企画を担当
2018年 インダストリー事業開発部に異動、産機用センシングセンサーの事業開発を担当
2020年 ソニーセミコンダクタソリューションズ イメージングシステム事業部 統括課長に就任

【家族構成】
夫と息子(12歳)、娘(7歳)の4人家族

2002年に来日。日系電機メーカーからソニーに転職

 中国の南開大学を卒業後、日系企業による奨学金制度に選ばれて、2002年に来日しました。京都大学の大学院で学んでから、日系電機メーカーを経て、2007年にソニーに転職。2020年、半導体を中心としたイメージング&センシング・ソリューション事業(*)を担うソニーセミコンダクタソリューションズでイメージセンサービジネスを担当する部署の統括課長に就任しました。

(*)高画質な画像を撮影するイメージング技術に加え、さまざまな情報を取得・活用するセンシング技術を融合させて、イメージセンサー(画像センサー)の用途と市場を開拓する事業

 私はソニーに入社したときから、一貫して商品企画を手掛けてきました。現在は、産業機械向けの新しいイメージセンサーの市場開拓と、顧客開発のサポート業務を担当しています。

社会で必要とされるセンサーを商品化する仕事

 仕事は具体的には、まず社内の技術と世の中のニーズをつないで「こういうセンサーを作ると、社会のこんなシーンで役に立つ」という大きな絵を描きます。そして商品のスペックを決めて社内に提案し、プロジェクトとして商品化する。さらに、完成品を顧客に紹介して、実際に使ってもらう。そこまでが一連のプロセスです。

 社内外の多方面から情報を収集してまとめ、仮説を立てる。その方向性を誤ると、エンジニアがせっかく作ったものが、世の中のニーズと合わなくなってしまいます。そうした意味で商品企画の仕事は商品の方向性を決める重要な役割を担っていると思います。