2019年度、課長相当職以上の管理職に占める女性の割合は11.9%にとどまりました(厚生労働省、雇用均等基本調査)。そんな中、東証1部上場企業では、どのような課長職の女性たちが活躍しているのでしょうか。今回は、KDDIグローバルビジネスグループのグループリーダー、黒﨑聡子さんです。

黒﨑聡子(くろさき・さとこ)さん(41歳)
黒﨑聡子(くろさき・さとこ)さん(41歳)
KDDI パーソナル事業本部サービス統括本部5G・xRメディア推進部グローバルビジネスグループ、グループリーダー
■課長(リーダー)職に昇格は、入社16年目、37歳
【略歴】
2002年 フェリス女学院大学卒業
2002年 KDDI入社。au栃木、千葉支店で代理店営業を担当
2005年 海外トレーニー制度に応募。KDDI Europe(ロンドン)に2年間赴任
2007年 本社のグローバル事業本部に帰任し法人向けマーケティング、営業企画を担当
2011年 KDDI Singapore(シンガポール)に2年間赴任し、法人営業を担当
2013年 本社のグローバル事業本部に帰任し、法人向けの事業開発を担当
2016年 役員補佐に登用、髙橋副社長(当時)の傍らで経営を1年間勉強
2017年 パーソナル事業本部グローバルビジネスグループのリーダーに着任、海外での新規事業開発を担当

【家族構成】
単身

海外も視野に入れてキャリアプランを考える

 私は学生時代、携帯電話販売のアルバイトをしていました。2000年前後は携帯電話の黎明(れいめい)期で、人々のコミュニケーションが変わっていくさまを、販売しながら目の当たりにしていました。そんな通信事業に魅力を感じ、KDDIに入社。グローバルで活躍できることを夢見ながら、入社から3年間は、関東の支店に勤務し、地元密着型で携帯電話を販売する代理店様向けの営業に携わりました。

 2005年、海外トレーニー制度に応募し、書類審査や面接を経て、念願の海外勤務に就くことができました。KDDIは世界62都市に100を超える拠点があり、私は現地法人のKDDI Europeに配属になり、ヨーロッパ、中東、アフリカに拠点を構える日系の企業向けに、通信のネットワーク、サーバーなどの導入プロジェクトを担当しました。

 2007年に帰国してからは、グローバル事業本部に配属され、企業向けマーケティングを担当。海外の現場で学んだ経験を生かしながらブランディングを考えたり、国際電気通信連合(ITU)がジュネーブで開催する見本市に出展したり、英語のウェブサイトを作ったりしました。

 2011年には、シンガポールに赴任。それまでに、上司との面談で海外に行きたい希望は出していました。KDDIでは海外も視野に入れてキャリアプランを考えることができ、異動や昇進にあたって男女で差はありません

 2013年には再び、グローバル事業本部に戻り、法人向けの事業開発を担当。関連事業のM&Aや、通信キャリアとしての事業拡大といった規模の大きなビジネスを扱うことになり、自分の中では大きなジャンプアップでした。