国の目標が「2020年までに指導的地位に女性が占める割合が少なくとも30%程度」だったにもかかわらず、2020年度の雇用均等基本調査(厚生労働省)では、課長相当職以上の管理職に占める女性の割合は12.4%にとどまり、女性の管理職登用は課題です。そんな中、自分の目標とするキャリアを築き、課長として活躍する女性たちは、どのような思いで仕事と向き合っているのでしょうか。今回はGMOインターネットで事業統括本部 業務戦略部 お名前.comチームマネージャーの平間佐知さんに話を聞きました。
1999年 短期大学卒業。通信業界にサポート窓口担当として入社し、代理店の管理主任、店舗店長を務める
2007年6月 GMOインターネット入社 IxP統括本部 営業管理本部 ドメインチームに配属
2007年9月 正規社員となる
2009年4月 事業本部 ドメイン事業部 営業管理チーム マネージャー(課長職)に就任
2018年4月 事業本部 ドメイン事業部 サービスサポートチーム マネージャーへ異動
2018年5月 新拠点 GMO hinataオフィスでの営業管理業務立ち上げに携わる
2020年4月 事業統括本部 業務戦略部 お名前.comチーム マネージャーへ異動
【家族構成】単身
入社3年目にマネージャーへの立候補を勧められ…
通信系の会社に勤務した後、GMOインターネットへ転職しました。組織変更などはありましたが、基本的には入社当初からドメインサービスに携わる業務に従事しています。
ドメイン(Domain)とは「.com」「.jp」といった、ウェブサイトを作るのに欠かせない「インターネット上の住所のようなもの」です。当社には個人や企業にドメインを提供する「お名前.com」というサービスがあり、入社当初は申し込み内容の審査、請求関連業務、メールでのサポート、サービス運用改善等を手掛けていました。
2009年に、上司からマネージャー(課長職)への立候補を勧められました。そのときの正直な感想は「意外」でした。当時はまだ自分が管理職になるイメージを持てておらず、また、中途入社して3年目のメンバーが役職に就くというケースも稀(まれ)だったと思います。
当時のマネージャーのサポート的な仕事もしていましたが、自分がその役割を引き継ぐことが想像できず、反射的に「今の自分には自信がないです」と答えてしまいました。