食品をはじめさまざまな値上がりで家計が圧迫され、不安な人も多いはず。そんななか、支払いの際にお金と同様に使えるポイントが手に入るマイナポイント第2弾が進行中です。「仕事とお金と制度」の基本を取り上げる連載「ハタラク×お金カレンダー」で、ファイナンシャルプランナー・社会保険労務士の川部紀子さんが、マイナポイントの検討に役立つ情報ともらい方を紹介します。

 原油高や円安の影響もあり、暮らしに関わるモノの値段は上昇しています。家計改善のためにすぐできることは限られていますが、「すぐにできるお得なモノ」は、手に入れておきたいものです。

 政府のマイナポイント第2弾の手続きが始まっていることをご存じでしょうか。第1弾のときは、スマホ決済サービスを提供する各社キャンペーンも相まって、にぎやかだった気もしますが、第2弾は知らなかったという人も多いように感じます。

マイナポイント第2弾、その中身は?

 マイナポイントとは、政府の事業で、マイナンバーカードを使って申し込むことで、買い物などのキャッシュレス決済時に利用できる最大2万円分のポイントを国民一人ひとりが受け取れるというものです。申し込みには、スマホ決済、電子マネー、クレジットカードなどのキャッシュレス決済手段の登録が必須となります。

 第1弾で既に5000円分のポイントを受け取った人は、その分を差し引かれた最大1万5000円分のポイント受け取りとなります。1万5000円や2万円分のポイントが受け取れ、家族がいる場合は人数分を受け取れるので、家計が助かる面は小さくないと思います。

マイナンバーカードのメリット、本音は…

 マイナンバーカードの取得促進と、同様に政府が推し進めたいキャッシュレス決済化――両者を組み合わせた施策がマイナポイントであることは想像に難くありません。しかし、ポイントで釣る前に、本音ではマイナンバーカードを取得すること自体のメリットを明確にしてほしかったという思いがあります。

 現状、マイナンバーカードを持つことのメリットは限定的ですが、確定申告の電子申請や住民票の取得は容易になったと言えます。また、マイナンバーカードに旧姓併記ができることは隠れた利点だと思います。旧姓で仕事をしている人も増えていますが、戸籍名と異なることで不便を感じた経験がある人も多かったのではないでしょうか。

 マイナンバーカードは公に旧姓併記することができるため、あらゆる場面で戸籍名の人物と同一人物であると認識してもらうことができます。

ポイントで釣る前に、マイナンバーカード取得そのもののメリットを明確にしてほしかったが…
ポイントで釣る前に、マイナンバーカード取得そのもののメリットを明確にしてほしかったが…