現代は、新種の金融商品が次々と増える時代です。ここ数年で大きく利用が伸びているものの一つが、投資商品である「ロボアドバイザー(ロボアド)」。さて、これは今までの投資商品と何が違うのでしょう? あなたの思い込みを改めるべく「お金の新常識」を紹介するこの連載、最終回は「ロボアドのメリット・デメリット」について紹介します。

Q ロボアドバイザー、投信との違いとして正しいものは?

 新たな資産運用法として話題のロボアドバイザー(ロボアド)。

 毎月の積み立てで分散投資をする、という点は投資信託に似ていますが、仕組みは投信と少し異なります。では、下の中で、ロボアドの特徴として正しいものはどれでしょう? すべて選んでください。

1、始めるのがラク
2、コストが安い
3、税金が安い
4、運用成績がいい

 年々、利用者が増えているロボアド。主要なサービスとしては、「ウェルスナビ」や「THEO(テオ)」、楽天証券の「楽ラップ」などがあります。各社のサイトを見ると、「お任せで簡単に資産運用ができる」「グローバル分散投資ができる」といったところをアピールポイントとして掲げていることが多いようです。

 しかし、冷静に考えてみると、「お任せで簡単にグローバル分散投資ができる」のは、昔からある投資信託だって同じです。では、何が異なるのでしょうか?