あなたは、ポイントを貯めていますか? キャッシュレス決済の普及で、あまり意識せずに貯めている人も増えているかも。そのポイントに、新しい使い方が増えています。ポイントで「投資」ができるサービスが急増中で、21年に始まる新サービスも。まずは基本的なトレンドを解説します。

【基本編】買い物ポイントで始める投資 メリットは「おまけ感覚」 ←今回はココ
【商品選び編】ポイント投資の中身は千差万別、主要サービスを全解説

 投資を始めてみたいけれど、まだ元手もないし、毎月の給料から積立資金を出すのもしんどい……。そんな人は少なくないはず。投資にはリスクがあり、長期的には利益を得られる可能性が高いとしても、一時的にマイナスになることを完全には避けられない。余裕のない家計からひねり出したお金をリスクにさらすのは、精神的にもラクではない。

 とはいえ、余裕を持てるほど資金が貯まるまで、投資に全く手を出さないのももったいない。投資には、実際に始めないと上達もしにくい面があるからだ。

 経済や相場に連動して、自分のお金が増減する状況を経験することで、初めて経済ニュースに興味を持てるようになるパターンは珍しくない。人間はなかなか、自分の損得に直結しない学びに本気になれないものだ。

 興味はあるけれど、少ない資金を投資に回すのは怖い――。そんなジレンマを抱えた人にピッタリなサービスがここ最近、急増している。「ポイント投資」だ。

 ポイント投資とは、お金ではなく、買い物などで貯まるポイントを使って投資ができるサービスのこと。投資できる対象は、投資信託や個別株式などさまざまだ。もちろん、投資したものが値上がりすればちゃんと利益が得られるし、失敗すればためたポイントを減らしてしまうことになる。金額こそ少ないが、間違いなく「投資」だ。

お金ではなく、「ポイント」を元手に資産を増やせる?
お金ではなく、「ポイント」を元手に資産を増やせる?

 クレジットカードやスマホ決済などの利用が増えたことで、何らかのポイントを日々得ている人は増えているはず。ポイントは今や、多くが1ポイント単位で買い物に使えるため、現金に限りなく近い価値を持つ。しかし、「おまけでもらった」という感覚があるため、現金と比べて気軽に使ってしまう人も多いだろう。

 ポイントを投資に回すようにすれば、この「おまけ感覚」が逆にメリットとなる。失ってもショックが小さいため、値動きの大きなものにも気軽にチャレンジしやすいのだ。もちろん、金額は少ないのだから、利益を得たところでたかが知れているが、入り口としては悪くない。経済用語や、値動きのある世界に慣れてきたら、現金での投資も始めていくというルートもある。

 楽天ポイント、dポイント、Pontaポイント、Tポイント……。今、世の中で主流のポイントサービスの大半が、今や何らかのポイント投資に対応している。また、PayPay、メルペイなどのキャッシュレス決済も一種のポイントサービスだが、こちらもポイント投資に参入済みだ。