今回のテーマはインテリアの「育て方」。在宅時間が増えた今、「長く愛用できるお気に入りのインテリアがほしい」と考える人も多いのではないでしょうか。実は素材やメンテナンス方法などにより、寿命は大きく異なります。お気に入りのインテリアを長く使い続けるには、どのようなものを選び、「育てて」いけばいいのかを紹介します。

時間をかけて「育てる」ことのできるインテリアの特徴

インテリアの傷は生活の歴史

 インテリアの寿命はどれくらいだと思いますか。素材がよく完成度の高いものなら、何十年、何百年も長生きさせることができるんです。

 どんなに大事に使っていても、長年使っていたらシミや傷、痛みはでてきてしまうもの。そのため、「お気に入りのインテリアをきれいな状態で保つにはどうすればいいのか」という相談をいただきます。確かに買ったときのクオリティーを維持できるのが理想ですが、どんなにメンテナンスをしても劣化を防ぐことはできません。でもインテリアは、それでいいと私は思います。

 長い年月の中で生活の歴史が積み重ねられ、シミや傷、痛みが加わると、それによって家具がもともと持っている「質感」に新たな魅力がプラスされます。私は家具の質感に深みが増して「味が出る」まで大切に使い続けることを「インテリアを育てる」と呼んでいます。