石井佳苗さんの連載では、自分にとって居心地のいい部屋をつくるための考え方やアドバイスをお話ししてきました。お気に入りの空間ができたら、その状態を維持しておきたいですよね。石井さんが日用品や消耗費など生活感のあるアイテムをどのように収納や整理整頓をしているのかをご紹介。今回が最終回です。

「見せる収納」と「隠す収納」を使い分ける

 生活をしていく上で、日用品や消耗品の購入は欠かせません。私の家にもたくさんあります。お気に入りのインテリアに囲まれた居心地のいい空間を維持するために、生活感のあるアイテムはなるべく収納するように心掛けています。

オーバルボックス(茶色い木箱)の上段には毎日使うマスクを、下段にはお茶わんを入れている。角があると隙間ができるため、お茶わんなどの丸いものは丸い形状の入れ物に収納するのがポイント
オーバルボックス(茶色い木箱)の上段には毎日使うマスクを、下段にはお茶わんを入れている。角があると隙間ができるため、お茶わんなどの丸いものは丸い形状の入れ物に収納するのがポイント

 とはいえ、収納方法はアイテムによってさまざま。部屋の雰囲気に合うお気に入りの花瓶や食器はガラスのキャビネットに入れて「見える収納」に。そうすれば普段使っていなくても目に入ることで幸せな気持ちになります。

 一方、生活感のある洗剤やトイレットペーパーのストックといった消耗品は目につかないよう、必ず「隠す収納」をします。