フラットな関係を築く
従来は上下関係が厳しく、「上司が絶対」という職場環境が多かった。だが、Z世代が活躍する今こそフラットな関係を構築するリーダーシップが重要で、Z世代リーダーにはそれが求められているという。
「高度成長期以降の日本では、終身雇用で1つの会社にいれば賃金の上がる年功序列の仕組みが基本。自分の意志よりも、企業が正解とするものに向かって部下を引っ張るスタイルが主流でした。
しかし今は「上司」や「部下」というポジションに縛られず、その時々で適任な人がリーダーという役割を担当したほうがいいという考えが主流になりつつあります。それが新人だろうが10年目だろうが関係ありません」──世の中の流れと共にリーダー像に対する価値観が確実に変化している。
「年齢や役職にとらわれずに、適任者がリーダーシップを取ることが重要。本質思考ができるZ世代こそ、フラットな関係を築いてチームを率いていきましょう。そんな行動によって新しいビジネスが生まれたり、組織の成長につながったりすることが期待できます」