ロジックと感情をセットで考える

 プレゼンはロジックさえしっかりしていればいい。もしそう考えているとしたら、それは大きな勘違いかもしれない。きれいに筋道が立っていて分かりやすいプレゼンであっても、それだけでは相手の心に響くことは難しい。「ロジックと感情をセットで伝えることで、初めて相手の気持ちが動く」と伊藤さんはいう。

 それが伊藤さんの唱える「うまくいくプレゼン」、1つ目のポイント。「プレゼンとは『いかに相手を動かそうとする意識があるか』が大切です。これは異性にアプローチするのと同じ」として分かりやすい例を出してもらった。

伊藤さんいわく、プレゼンは総合格闘技。場を盛り上げたり驚かせたりなど、相手が動くためにどう立ち振る舞うかを考え、行動することも重要
伊藤さんいわく、プレゼンは総合格闘技。場を盛り上げたり驚かせたりなど、相手が動くためにどう立ち振る舞うかを考え、行動することも重要

 「例えば意中の相手に思いを伝えるとき、『あなたをいいと思う理由は2つあります。1つ目は経済状況で、2つ目は身長が高いからです』と、ロジックだけ説明しても相手には響きません。ですので、そこに感情を乗せるのです。『初めて会った日から笑顔で優しくて、一緒にいるととても楽しいです』『大変なときにいつも助けてもらって感謝しています』など、心の底から気持ちを伝えることによって、初めて相手に届くんです