1. TOP
  2. 働く女性3791人のキャリア意識調査 ~2023~
  3. 子育て中の女性社員の活躍推進、企業が注意すべき点
働く女性3791人のキャリア意識調査 ~2023~

子育て中の女性社員の活躍推進、企業が注意すべき点

【2】役職が上の女性も、ワークライフバランスを大切にできる環境を

Terraceで話題!

少子高齢化が進む今後は、女性を含む多様な人材に長く活躍してもらうことが大切。では女性が長く働くために、組織に求められる条件とは何でしょうか。日経xwomanでは2022年10~11月に「女性のキャリア(働き方)意識調査」アンケートを実施。3791人の回答結果から、働く女性のキャリア意識を、男性への調査の結果とも比較しながらひもといていきます。

※本連載では、ダイバーシティ(多様性)、エクイティ(公平性)、インクルージョン(包括性)などの施策をまとめて「ダイバーシティ」と表記。組織とは企業や政府、自治体などを指します。
※記事中のグラフは四捨五入の都合上、合計が100%にならない場合があります。
※調査概要は記事1本目「『多様性の推進企業で働きたい』男女とも7割と高い理由」をご参照ください。

働き続けたい年齢は約65歳、男女で大差はなし

 「何歳まで働きたいですか?」。こう尋ねられたら、あなたは何と答えるだろうか。日経xwomanが2022年10~11月に働く女性を対象に実施したアンケートで尋ねたところ、回答者3791人の平均は65.0歳だった。

 同様の質問を、男性を対象にした別のアンケート(日経ビジネス電子版のメルマガ読者179人)でも投げかけたところ、平均は67.4歳だった。男性のほうが2.4年ほど長いが、大きな差があるとまでは言えない。男女ともに「65歳までは働く」が共通認識になっているようだ。

 男女雇用機会均等法が施行されたのが1986年。かつては結婚や出産による退職が当たり前であり、最近でも第1子を妊娠・出産した女性の約3割が退職している(※1)。65歳まで働き続けることの難易度は男性よりも女性のほうが高い。

 では、女性が働き続ける上で大切なポイントは何か。アンケートでは、「働く上で重視していること」について、女性3791人に聞いた。

女性が65歳まで働き続けることの難易度は高い。働く上で重視しているポイントをアンケートで聞いた。画像はイメージ
女性が65歳まで働き続けることの難易度は高い。働く上で重視しているポイントをアンケートで聞いた。画像はイメージ
(※1)国立社会保障・人口問題研究所 「第16回出生動向基本調査(夫婦調査)」

関連雑誌・書籍

会員登録でクリップやタグの
フォローが可能になります
フォローしているキーワード/タグ
キャンセル