米のとぎ汁で発酵! 乳酸菌たっぷりの箸休め“水キムチ”

 米のとぎ汁で乳酸発酵を促した水キムチ。さっぱりとした味わいは、箸休めにぴったり。より発酵を進めるために果物(糖)を入れるのもポイント。「リンゴの代わりに梨でもおいしくできます」(榎本さん)。

とぎ汁は、米をしっかりといだ濃いものを使おう
とぎ汁は、米をしっかりといだ濃いものを使おう

【材料(作りやすい分量)】
キュウリ…2本
パプリカ…1個
リンゴ…1/4個
ニンニク…1片
ショウガ…1/2片
(A)米のとぎ汁…500ml
(A)塩…小さじ2
(A)砂糖…小さじ1
赤唐辛子(タネを取る)…2本

水キムチの作り方

【作り方】
1. 鍋にAを入れ混ぜ、強めの中火にかける。煮立ったら火を止めて冷ましておく。キュウリ、パプリカは乱切り、リンゴは皮付きのまま横薄切りにする。ニンニクは横半分に切る。ショウガは繊維を断ち切るようにして薄切りにする。
2. 消毒をした清潔な瓶や保存容器に1の野菜と赤唐辛子を入れ、上から1の漬け汁を加える。ラップで落とし蓋をしてから蓋を閉め、直射日光の当たらない常温で1〜2日おく。日に数回容器を振って蓋を開け閉めし、容器の中で炭酸ガスが充満するのを防ぐ。出来上がったら保存容器に移し、冷蔵庫で保存する。

【保存期間】
冷蔵庫で1週間ほど

榎本美沙さん
料理家・発酵マイスター
榎本美沙さん 広告会社勤務を経て調理師学校を卒業し、独立。発酵食品や旬の野菜を使ったレシピの開発が得意。YouTubeチャンネル「榎本美沙の季節料理」やinstagram(@misa_enomoto)も人気。著書に『少量でおいしい ジッパー袋でかんたん 季節の保存食』(家の光協会)など。

構成・取材・文/磯部麻衣 写真/黒坂明美 料理・レシピ・スタイリング/榎本美沙